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赤ちゃんの安全を守るために ― 安全基準の役割見出し

A woman gently cradles a sleeping baby against her chest, both wearing light-colored clothing, with soft natural light in the background.

赤ちゃんの安全を守るために ― 安全基準の役割見出し


人間運動科学博士 カルラ・ノーイエン

PhD Carla Nooijen Carla Nooijen is dedicated to safe movement, a committee chairwoman and mother of small children. She works as a safety and compliance specialist at the BabyBjörn product development department

人の安全な動きについて研究を重ねてきた専門家であり、幼い子どもを育てる母親でもあります。現在はベビービョルンの商品開発部門で、安全性およびコンプライアンスのスペシャリストとして、商品開発のあらゆる段階に携わっています。人間運動科学の博士号を持つカルラがこの分野を選んだのは、人体への強い関心と、使う人の視点を大切にする姿勢、そして新しい課題に挑戦することへの興味からでした。

アクセシブルなモビリティの分野からベビーウェアリングの分野へ移られましたが、それは自然な流れでしたか?

「はい。より自由に動くためのサポートを必要とする人々の力になることに、やりがいを感じています。また、バイオメカニクス、解剖学、生理学など、これまで培ってきた多くの知識や経験を活かすことができる分野でもあります。」

Carlaは、米国および欧州のベビーキャリア標準化委員会のメンバーであり、ASTMの通気性分科委員会の議長も務めています。

「事故を減らし、製品全体の安全性を高めるという共通の目標に向けて、基準やガイドラインの策定に積極的に携わっています。また、ベビービョルンが持つ知識を共有し、社会全体のよりよい安全につなげていくことも、私たちの役割だと考えています。」

なぜ今、通気性がこれほど重視されているのでしょうか?

 「通気性については、まだ十分に解明されていないことがあります。現在は、気流抵抗、CO₂保持能力、硬さという3つのテーマに分かれて検討を進めています。対象となるのは、ベッドからバウンサーまで、さまざまな子ども向け製品です。」

標準化委員会の活動は、保護者にとってどのような意味がありますか?

「特に安全への配慮が必要な小さな子どもたちが使う製品を、より安全なものにしていくことができます。また、毎日の暮らしをより快適にする製品が、安全性を土台として設計されるよう働きかけることもできます。」

標準化委員会での活動において最も難しいことは何ですか?

「新しい試験方法の開発には時間がかかり、有効な最終的手法にたどり着くまでに何度も改良を重ねる必要があります。これは製品開発とよく似ています。」

現在、委員会が最も注力していることは何ですか?

「提案されている試験方法についてさらに調査し、検証と改善を重ねながら、どのような製品に活用できるのかを見極めていきます。また、こうしたグループには多くの専門知識が集まっていますが、それが十分に共有されているとはいえません。信頼できる情報源から、正しい情報を継続的に発信していくことも大切だと考えています。」

赤ちゃんの呼吸に関して、すべての保護者に知っておいてほしいことは何ですか?

 「赤ちゃんが呼吸器感染症にかかっているときには、いつも以上に注意深く見守ることが大切です。」

小さなお子さまを育てている経験は、子どもの安全性の専門家としての仕事にどのような影響を与えていますか?

 「すべての人が、いつでもすべての使用方法や注意事項を正確に守れるとは限らない、ということを実感するようになりました。だからこそ、正しい使い方だけに安全性を委ねるのではなく、設計そのものによってリスクを低減した、よく考えられた製品をつくることが重要だと考えています。」

「私自身も小さな子どもを育てているからこそ、すべての人が、いつでもすべての使用方法や注意事項を守れるとは限らないことを実感しています。」

標準化委員会について

• NGO、CPSC(米国消費者製品安全委員会)、消費者、専門家、企業、研究・試験機関など、さまざまな立場のメンバーが参加しています。

• 委員会は年2回開催され、その間も各作業部会が集まり、個別のテーマについて検討を進めています。

• 意思決定は、事故統計、科学論文、専門家の見解など、社内外のデータを組み合わせて行われます。

• 基準やガイドラインの変更に至るまでには、幅広い合意形成に加え、試験方法の信頼性や妥当性の検証、改善、評価、最終的な導入まで、さまざまなプロセスがあります。

• 会議では、事故データや試験結果などが共有され、新しい試験方法の開発や既存の方法の改善について議論が行われます。

A man gently kisses a baby's cheek while holding the baby close, who is wearing a brown ribbed outfit and looking at the camera.

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