ヒューゴー・ラゲルクランツ博士, ラグナール・オレゴール博士

2011年6月 - ベビーキャリアでの抱っこについて

新生児と生後数か月の小さな赤ちゃんにとって、パパママを身近に感じ、触れ合うことは家族との絆を築くために非常に大切です。赤ちゃんによる親の顔、動作、ジェスチャーなどの物まねは、脳の発達を刺激します。出生直後から赤ちゃんに話しかけたり、歌を歌ったりすることは、脳内にあるこれらの機能や活動をつかさどる経路の選択、発達、および確立に非常に重要な役割を果たします。

赤ちゃんを垂直に対面式で抱っこすると、これらの刺激のすべてが簡単に与えられるようになります。また、良質のキャリアを使用することで、赤ちゃんの体と頭を適切に支えることができます。この支えは、推奨される垂直な姿勢では、赤ちゃんの首と背中の筋力が頭と胴体を支えられるほど強くない生後数か月間に必要となります。

赤ちゃんをこのように抱っこすることによって、赤ちゃんが安心するだけでなく、親と赤ちゃんの対話を支援します。この対話と親子の絆によって、親と子の両方で「愛情ホルモン」と呼ばれるホルモンのオキシトシンの生成が活発になることがわかっています。

生後4~6か月で、赤ちゃんが頭と体を支えられるようになると、姿勢を変え、赤ちゃんが前向きになるように抱っこできるようになります。この月齢の赤ちゃんは、話しかけをしたり、物を指したり、身近で同じものを体験したりする親と密接に接触しながら、周囲の物事に関心を示し、周囲を見回すことができるようになります。

ヒューゴー・ラゲルクランツ博士、医学博士

小児科教授 助教授
アストリッド・リンドグレーン子ども病院
カロリンスカ大学病院
ストックホルム、スウェーデン


 


ラグナール・オレゴール博士、医学博

前新生医療科長
シルビア王妃小児病院
サールグレンスカ大学病院
ヨーテボリ、スウェーデン